人気のオーガニック香水ブランド10選!メンズ向けの香水もご紹介
肌や体に良いという点でオーガニックなものを選ぶ方が増えてきました。食材から化粧品など、幅広いジャンルで使われていますが、実は香水にもオーガニックがあるのをご存知ですか?今回は自然派の方におすすめしたいオーガニック香水のブランドをご紹介いたします。
2024年03月22日更新
記事の目次
オーガニックな香水を知ってますか?
まずはオーガニックにあまり興味のない方でも、オーガニック香水がどのような香水なのか分かりやすくご説明いたします。
普通の香水との違いは?
化粧品や香水に使われている「香料」というものが、香り付けの役割を果たしています。この香料には大きく分けて2種類あり、石油由来の科学的に合成されて作られた「合成香料」と、植物などの天然のものから作られた「天然香料」です。
多くの場合、この天然の香料で作られた香水を、「オーガニック香水」と呼びます。
香水の歴史はとても古く、始まりは花やハーブなどの天然由来の原料から作られていました。
しかし時代が進むにつれて天然香料に合成香料が調合されるなどして天然香料のみの香水は減少していきます。
その理由に、天然香料は安定して配合するのが難しく高価になってしまうため、比較的安価な合成香料に頼るようになったというものがあります。
また、複雑な香りが”都会的な香り”と言う認識も強く、天然の香りだけでは洗練された香りを創り出すのが難しいという点もあります。
このように、オーガニック香水は天然の成分から作られているということが条件になっています。
オーガニック香水の特徴とメリット
普通の香水は苦手だけれど、オーガニック香水は大好きと言う方が意外に多くいます。普通の香水は香りがきつく感じて、刺激が強いという意見をよく耳にします。
合成香料は、様々な香りを作り出すことを可能にしましたが、逆にその人工的な香りに拒否反応を示したり、成分の刺激が強すぎて皮膚に影響を与えてしまうこともあります。
その点、オーガニック香水はほとんどそのような心配がいりません。
香りは鼻から吸収され、神経系にダイレクトに作用します。その時に、天然香料ですと、自然療法であるアロマテラピーと同じような効果も期待できます。
香りが持つ本来の活用法を実現したのがオーガニック香水と言えます。
オーガニックの認定機関がある!
オーガニックと言っても、実際はその判断基準は様々で、言葉だけが乱用されてしまっているケースもあります。
そこで消費者の混乱を避けるために、土壌から完成品までの製造工程で「有機栽培」で作られた植物を使った製品であることを証明するための期間が作られました。
その機関は各国各団体にあるため、認証基準は様々ではありますが、それぞれ厳しい基準が設けられていてその基準をクリアしないと認証を受けることは出来ません。
代表的な期間をご紹介しますので、オーガニック製品を選ぶ時の目安としてみてください。
・ECOCERT(フランス)
フランスの国際有機認定機関です。ヨーロッパで規定されているオーガニック基準を満たしているかを厳しく査定し認定しています。現在では世界基準とも言われ、第一級の有機認定マークとしてスタンダードになっています。
・NaTrue (EU)
ヨーロッパの化粧品メーカーなどが中心になり発足させた「オーガニックコスメ認証団体」です。成分の割合などが細かく規定されていて、オーガニック成分の配合率を星の数で評価しています。
・SoCert(イタリア)
主に化粧品の認定を行っていますが、他にも洗剤や食品も対象となっています。QC&Iという農産物のオーガニック認証機関が母体となっています。
・USDA(アメリカ)
米国農務省のことを指した、政府機関です。アメリカには多くのオーガニック認証団体があったため、認定全米統一基準が制定されたのがこちらです。
・ACO(オーストラリア)
オーストラリアでは最大のオーガニック認証団体となっています。基準はからりきびしくなっていて、ACO認定を受けたコスメは100%天然成分という証明になります。
オーガニック香水おすすめブランド10選
オーガニック香水について分かったところで、ぜひおすすめしたいブランドをご紹介します。
オーガニック香水おすすめブランドは以下の通りです。
- トコトワオーガニクス
- ゲラン
- エヌオーガニック
- ニールズヤードレメディーズ
- フエギア 1833
- ダウンパフューム
- ミラーハリス
- カイ フレグランス
- クリーン
- アコレル
ブランドごとに特色がありますので、ぜひお気に入りを見つけてみてください。
ここで、ブランドの魅力をそれぞれ詳しく紹介します。
トコトワオーガニクス
トコトワオーガニクスは、香りと色の組み合わせでフレグランスを選ぶというスタイルのブランドです。
フレグランスは5つのカラーとアロマが組み合わせられており、気分やイメージで自由にセレクトできます。
成分は100%自然なもの。この中の95%~99%がオーガニック素材です。
日本の大地で育った植物を使用しているのもトコトワオーガニクスの魅力。橙やショウガ、黒文字や月桃などの貴重な香りを使っています。
他ではなかなか嗅ぐことが出来ない香りではないでしょうか。
トップノート:ユズ、レモン、グレープフルーツ
ミドルノート:ユズ、ジュニパー、レモングラス
ラストノート:サンダルウッド、ベチバー
今まで色々なオーガニック香水を試しましたが、どんなシチュエーションにも合う爽やかな香りで、飽きが来ない香水はこちらがはじめてでした。香水が苦手な方にも、ぜひ試していただきたいです。
出典:楽天市場
ゲラン
ゲランは、1828年にフランス・パリで設立された香水・化粧品ブランドです。フランス皇室御用達ブランドとして知られており、ヴィクトリア女王やナポレオン3世など、歴史に名を残す偉人たちも愛用していました。
ゲランからはさまざまなコレクションが登場していますが「アクア アレゴリア」コレクションがのオーガニック香水として知られています。
このコレクションは、自然の素晴らしさを称賛し、世界中の美しい庭園を描いた香りのコレクションです。
1999年に誕生し、フランスとイタリアでは人気No. 1。
2022年にサステナブルなフレグランスコレクションとしてリニューアルされました。
「アクア アレゴリア」の香水はすべて、最大95%の天然由来成分と、フランス産ビーツ由来のオーガニック アルコールで作られています。
ビーガン認証も取得しており、環境に配慮していることがわかります。
トップノート:ベルガモット、グレープフルーツ
ミドルノート:オレンジブロッサム、金木犀、ペア
ラストノート:ウッディ、ホワイトムスク
最初にみずみずしいグレープフルーツ、洋梨の爽やかでちょっと甘い香り。しばらく経つとふわっとした金木犀の柔らかいフローラルな香りに変わります。清潔感のある軽めの香りです。天然由来のアルコールを使っているというだけあり、ツンとした合成的な匂いはいっさいありません。
出典:Amazon
エヌオーガニック
エヌオーガニックは、国産オーガニックコスメブランドとして人気を博しているブランド。
こちらのフレグランスは、オーガニック認証を受けた原料を使用しており、肌に優しい処方が魅力です。
ラインナップは〈モーニングシトラス〉〈アフタヌーンジャスミン〉〈スリーピーウッド〉の3種類。
その日の気分やシーンに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
ニールズヤードレメディーズ
ニールズヤードレメディーズは、1981年のロンドンで誕生しました。イギリス初の自然薬局店としてのスタートでした。
現在はアロマ&オーガニックコスメブランドとして、エッセンシャルオイルにこだわったメーカーとして人気を集めています。
原料はオーガニック限定で選定されており、アルコールさえもオーガニックです。
特に「アロマパルス」に使用されているエッセンシャルオイルは希少で、その天然の香りは奥行きを感じるピュアな香りとなっています。
香水の香りが苦手と言う方でも、ナチュラルに使用できるのでおすすめです。
NEAL’S YARD REMEDIES(ニールズヤードレメディーズ) アロマパルスウーマンズバランス(携帯アロマ) 9ml
主なハーブ:ローズ、ゼラニウム、フランキンセンス
自分で沢山の精油を持つと直ぐに期限が切れてしまうので、ブレンドされたアロマの商品が手軽に購入できるのは助かります。更年期に差し掛かってきたので、気分が落ち込んだり怒りっぽくなることもあるので、持ち運べるロールオンタイプのアイテムがあるとすぐ使えて安心感があります。匂いも強すぎないので外出先でちょこちょこ使う予定です。また色々な種類の商品が出たら嬉しいなと思います。
出典:Amazon
フエギア 1833
フエギア 1833がすごいのは、香料はもちろん天然のですが植物の栽培から抽出まで自社でやっているところ。
それだけには留まらず、調香や研究リサーチまで自社でおこなっています。
すべてを自社でこなしている世界唯一のブランド、フエギア 1833。ここで作られた香りは、他では嗅げない特別な香りばかりです。
天然ならではの透明感と、天然だけとは思えないほどの複雑な香りで、心地よい時間を与えてくれます。
その香りを作り出しているのが、調香を担当しているジュリアン・ベデル氏。彼は植物のパワーを源とし、毎年数々の香りを生み出ています。
ぜひ1度香りを試してみてください。
ダウンパフューム
最近、雑誌などでも取り上げられているダウンパフュームは、天然香料を主体にしているボタニカルフレグランスメーカーです。
オールハンドメイドで作られた香水ですので、人の手によって作られている優しさを感じられます。
香りはどれも軽やかで、香水らしいきつい香りはありません。
その中でも特に人気が高いのが「フォーミュラエックス」という香りです。
こちらは付けた人だけの香りへと変化するという不思議な香りとなっています。
肌質や、自分が本来持っている香りに合わせて、自分らしい香りになるのです。
なかなか好きな香水が見つからない方は、ぜひ試してみてください。
ミラーハリス
ミラーハリスは2016年に日本に来たばかりのフレグランスメーカーです。調香師リン・ハリスによってロンドンで誕生しました。
ボタニカルをテーマにし、天然香料の上質さは創業当時からずっと変わらずこだわり続けています。
そのため香りはとても高級感にあふれており、しっかりとした香りが好みの方にもおすすめです。
香りの種類も豊富です。メンズでも気軽に使用できるラインナップもあります。
ボトルには使用されているボタニカルの絵が描かれていて、インテリアとしてもとてもおしゃれです。
トップノート:イタリアン ベルガモット、プチグレン、レモン
ミドルノート:スモーキー ティー、ナツメグ
ラストノート:マテ アブソリュート、バーチ タール、ムスク
男女問わず、季節問わずつけられる匂い。しかも、何気につけている人が少ないので、一般的なブランドの香水みたく、匂いがキツすぎることがなく控えめなんだけど、どこか懐かしい匂いだし、すごくいい匂いです。
出典:Amazon
カイフレグランス
カイ フレグランスの最大の特徴は、南国の楽園のようなエキゾチックな香りです。ガーデニアやジャスミンなどの南国の花々をイメージして調香しています。
天然香料にこだわり、エッセンシャルオイルを配合しているのも、カイフレグランスの魅力です。
人工的な香りではなく、自然で優しい香りを楽しめます。
香り:ホワイトフラワー、ローズアブソリュート
甘ったるくなりそうなローズの香りをホワイトフラワーが和らげて上品に仕上がってます。時間経過による香りの変化はなく、自然に漂うフローラルな空間を楽しめます。
出典:Amazon
クリーン
クリーンはロサンゼルス発祥のオーガニック香水ブランドです。
天然香料を95%以上使用し、肌に優しいだけでなく、環境にも配慮したフレグランスを取り扱っています。
フタル酸エステル、パラベン、合成着色料は一切使用せず、ヴィーガンにも対応。
ウォームコットン、スキン、レインなど、ユニセックスで使いやすい香りから、女性らしい香り、男性らしい香りまで、幅広いラインナップで人気です。
トップノート:シトラス、バーベナ
ミドルノート:フローラル、オレンジフラワー、フルーティブレンド、マリーンエッセンス
ラストノート:フゼア、ムスク、アンバー
個人的には、コインランドリーの香りをおしゃれにした感じの香りだと感じます(笑)柔らかくて優しく安心感を覚えるいい香りで、香水というよりフレグランスみたいな感じで利用できると思います。職場・プライベートともに利用しておりますが、男女問わずいい匂いだと言われて好評です。
出典:Amazon
アコレル
アコレルは、香りの本場、フランスで誕生したブランドです。
「一瞬でなりたい自分を演出する」というコンセプトで、様々なシーンに合わせて使用できるよう、香りが用意されています。
1番に肌を大切にしており、100%天然な成分で作られているアコレルのフレグランス。
エッセンシャルオイルのみの香料ですと、あまり香りが長続きしない場合もありますが、アコレルはしっかりと長続きするのもポイントです。
シュッと簡単に一吹きできるミストタイプと、手首や首にコロコロと塗れるロールオンタイプがあります。お好みのものを選んでください。
トップノート:カルダモン、梨花
ミドルノート:サンザシ、ニオイイリス
ラストノート:パチョリ、バニラ、ラズベリー
オーガニック香水はメンズにもぴったり!おすすめ3選
メンズにもぴったりな、オーガニック香水おすすめブランドは以下の通りです。
- ヒロコケイ
- ジョンマスターオーガニック
- バウム
女性だけでなく、男性も使用できるオーガニック香水もあります。
プレゼントにあげて、同じメーカのものを一緒に使用するのもとてもおしゃれですよ。
ヒロコケイ
ヒロコケイはエコサートの基準となるオーガニック素材にこだわっています。
有名ホテルのルームフレグランスに使用されているものもあり、その上品な香りが人々を魅了しています。
男性にも熱い支持を受けている日本のブランドです。
ジョンマスターオーガニック
ジョンマスターオーガニックは、赤ちゃんから大人まで安心して使用できるプロダクトを発売しているブランドです。
アルコール不使用で、敏感肌の方でも使えます。
100%自然由来のボディミストは、さっぱりとしていて男性でも使用しやすい香り。
人工的な香りが苦手な方でも心地よく使えるでしょう。
香り:レモン、バジル、ベルガモット、オレンジ、ブラックペッパー、セージ、ティーツリー
某バラエティ番組でおじさん芸人が番組内でこぞって使用していて、良さそうだったので購入してみようと思ったのがきっかけです。今回の購入は、初めて購入したのが無くなりそうなので、2回目の購入。普通の香水と違って、何回プッシュしても匂いがキツくならないので、ついつい余計にプッシュしちゃいます。とてもフレッシュな香りで、夏場はもちろん、冬場でも違和感ない香り。
出典:楽天市場
バウム
バウムは、2020年に資生堂から誕生した「樹木との共生」をテーマとしたスキンケアブランドです。
バウムのオーデコロンは、樹木や草花などの自然由来の香料を使用しています。
人工的な香りではなく、自然な香りは、男性にも女性にも好印象。
柑橘系やグリーン系の香りを中心に調合されており、清潔感のある香りが特徴です。
ビジネスシーンやプライベートシーンなど、どんな場面にも使いやすいでしょう。
トップノート:ベルガモット、カモミール
ミドルノート:サイプレス、コリアンダー、ゼラニウム、ローズ
ベースノート:シダーウッド、ベチパー
ウッドランドウィンズを初めて購入。ヒノキやヒバの香りが好きで、せっかくであれば身に纏えるものをと選びました。ややお高めかもしれませんが、香りはとっても素敵です。ウッドランドウィンズは、深い森の香りというか、ややスモーキーな印象です。女性が着けていても違和感ないですが、甘さはほぼありません。初めて着けた日に夫が反応し、自分も使いたいと言ってきました。
出典:楽天市場
オーガニック香水に関連するよくある質問
そもそもオーガニック香水とはどういう物のことを指すのでしょうか。
ここからは、オーガニック香水に関連するよくある質問についてお答えしていきます。
普通の香水が苦手という方や、オーガニック香水に興味があるという方は参考にしてみてください。
オーガニックの香りとは?
オーガニックの香りは、合成香料や化学物質を一切使用せず、天然由来の素材のみから作られた香りを指します。
具体的には、植物の花、葉、果皮、根、木などから抽出したエッセンシャルオイルや、ハーブ、スパイスなどが使われます。
オーガニックの香りは、合成香料に比べて、以下のような特徴があります。
- 自然な香り: 人工的な香料ではなく、自然そのものの香りが楽しめます。
- 優しい香り: 合成香料に比べて、刺激が少なく、優しい香りが特徴です。
- 安全性が高い: 合成香料のように、化学物質によるアレルギーや健康被害のリスクが少ないと言われています。
- 環境に優しい: 合成香料は環境汚染の原因となる可能性がありますが、オーガニックの香りは環境に優しいと言われています。
オーガニック香水とはどんなもの?
オーガニック香水とは、オーガニックの香料をベースに作られた香水のことです。合成香料や化学物質を一切使用せず、天然由来の素材のみで作られています。
オーガニック香水に使われるエッセンシャルオイルの多くは、厳選された植物から蒸留水を使い抽出されています。
そのため、自然で優しい香りが特徴です。また、肌への刺激も少なく、敏感肌の方でも安心して使用できます。
オーガニック香料とはどんなもの?
オーガニック香料とは、有機栽培された植物から抽出されたエッセンシャルオイルや、ハーブ、スパイスなどを指します。合成香料や人工的な香料は一切使用されていません。
化学肥料や農薬を使用せずに栽培された植物から抽出されるため、環境にも優しい素材です。
オーガニック香料は、オーガニック香水だけでなく、化粧品やアロマテラピーにも使用されています。
オーガニック香水で身体をいたわり、自分らしさを表現しよう
さりげなく優しい香りを見にまとうことが出来るオーガニック香水。身体だけでなく、環境への配慮にもつながるオーガニック香水は、これからますます需要が高くなるのではないでしょうか。女性でも男性でも気軽に使用でき、自分らしい香りを演出することが出来ます。